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陶磁器の扱い方

■やきものは

 やきものは、土で形を作って焼いて、焼結させたものです。
 焼く過程で、土の粒子と粒子が溶け合って 強度がでてきますが、
 完全に、隙間なく密着しているわけではありません、微細な隙間があります。
 この隙間によって多少の吸水があります。

 また、釉薬は、土と成分は、似ていますが、融点を下げて、良く溶けて
 ガラス質を作るようにしてあります。
 釉薬を掛けて焼く事によって、強度が高まります。

 しかし、この焼成の段階で10〜15%ほど収縮します。
 この収縮率は、素地(土)と釉薬では、異なる場合がありますまた、
 その違いで貫入(釉薬のひび)が発生します。
 縮んだシャツを無理に着ている様なもので、ほころびが出たりします、
 これが貫入です。この貫入にも、水がしみこみます。

 やきものは、一般的に陶器と磁器に分けられますが、その性質は異なります、
 磁器は、吸水性は、ほとんど有りませんし陶器より硬く焼き上がります。
 また、貫入の発生しない釉薬を作ることも、比較的容易ですので、
 磁器は、陶器に比べ汚れにくいといえます。
 
 陶器は、吸水性が少し有りますし、磁器に比べて、多少やわらかく
 焼き上がります。
 この、やわらかさや、あたたかさが陶器の魅力でもありますが、
 長い間の使用で、貫入や素地に、汚れが着くことがあります。
 この使用感も、陶器の味わいの一つと考えることもできます、 
 
 しかし、あまり極端なものは、味わいどころでは、有りません。
 そこで、 次の様なことを、心掛けて頂くことによって、
  汚れにくくし、快適ににお使い頂けると思います。
 

■陶器をお使いになる前に
 陶器は、多少吸水性が有りますので、
 お使いになる前に、水または、ぬるま湯に5分程
 浸けてから、お使いいただくと貫入や素地に
 汁や油がしみにくくなります。

■洗い方
 つけおき洗いは、お薦めしませんが、ご飯茶碗などで、
 ご飯が、かたくなったものは、ぬるま湯につけてから
 洗っても大丈夫です。

 上絵のもの、上絵は、一度本焼きした、釉薬の上に
 低火度の、釉薬を焼きつけたもので、少し盛り上がっています
 また、硬度も低いので、やわらかいスポンジ等で、洗って下さい。
 かたいタワシ等で洗いますと、上絵が傷つくことがあります。

■洗い終わったら
 よく拭いて下さい。
 高台の内側などに、水が溜まったままにすると、
 水垢がつくことが、有ります。

■収納
 お客様用などで、使用頻度の少ないものは、
 洗った後、よく乾かして下さい。
 乾燥が、不充分ですと、カビの原因になります。

 
 器は、料理を演出するための素材だと考えています、
  楽しく食卓を味付けして頂いて、
 長く愛着を持ってお使いいただければ、幸いです。

 

 

 

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